Miracle Five World Cup ~ スカイゲスト

今年に続いて、Othello World Cup 2014 でもミラクルファイブが正式競技として行われることが決まったようですね。

日本オセロ連盟からのお知らせ

今度はミラクルファイブの中のスカイゲストだけが行われるようで、9月15日の日本大会でもスカイゲストだけが実施されるようです。

知ってる人は知っている、でもほとんどの人は知らないと思いますが、私、このスカイゲストの世界チャンピオンなんです。ちなみに日本大会は現在三連覇しています。

で、残念なことに、現状ではネット上でこのスカイゲストをやれる環境が存在してないので、ささやかな興味を持ったとしても、なかなか実際にプレイするところまでは行かないんですよね。だからそりゃぁ、なかなか普及してません。

そんなわけで(?)、ちょっとこのゲームのルールを軽く説明してみようかと。

初期配置はこんな感じです。
オセロ同様、黒 vs 白になります。
この図では、黒は下から上へ進み、白は上から下に進むと思って下さい。

黒も白も、二段目のコマにはマークが付いてますが、マークのない駒を女性駒、マークのある駒を男性駒と呼びます。
女性駒も男性駒も動き方は変わりません。後に説明する「チェック」というルールに関係してます。

このゲームの目的(どうすれば勝ちになるか)は、相手陣の4マスを占拠すること。
上の図で言うと、黒は水色で囲った4マスに自分の駒を進められれば勝ち。白は赤色で囲った4マスを占拠すれば勝ち。

で、駒の進め方ですが、とりあえずななめに動きます。
動いた結果、前進している必要があります。

赤丸を付けた駒ならば、例えばaやbのマスに進めます。斜め方向に前進、ですね。

で、もう一つ、cのマスにも進めます。
自分の駒でも相手の駒でも、連続する駒を飛び越えることができます。
で、一番外側のマスには止まれないことになっていて、そのマスに来たら「反射」すると考えます。
これでcの動きはご理解頂けますでしょうか?
右斜めした方向には駒が2つ連続してるのでそれを飛び越える、するとそこは一番外側なので反射して右上方向に行ける。右上方向にはまた駒が2つ連続してるのでそれを飛び越える、すると更に反射して左前方向に。そこは空きマスなのでそこで止まる。結果、そのマスがスタートマスよりも前にあるので、この手はこれでOK。

そんな感じです。

次はチェックの説明。
黒が上の図のように動かしたとします。
すると、黒の男性駒(月マーク)が、白の女性駒(マーク無し)と接しました。
これを「チェック」と呼び、白は次の手ではチェックとなった駒(青い丸で表してます)のどれかを動かす必要があります。

ルールはこれだけ。

で、先に相手の陣地に自駒を4つ進めた方が勝ちとなります。

どうです、「はさんで裏返す」のオセロほどではないけど、かなりシンプルなルールでしょ?

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